仕事内容はさまざま

奥が深い介護の魅力

介護の仕事が楽しいと感じる理由

多くの人にとって大変な仕事だと思われがちな介護の仕事。しかし、介護の仕事には楽しいと感じたり魅力に感じる面もたくさんあります。例えば、以下のような理由が挙げられます。

介護の仕事をする人たちの中で、ヘルパーズハイという言葉を耳にすることがあります。利用者の生活をサポートすることで、自分の存在意義ややりがいを感じることができ、脳内に幸せホルモンが分泌される現象をヘルパーズハイと呼びます。ヘルパーズハイは、ストレスや疲労を軽減する効果もあり、多くの介護士が経験していると言われています。

介護の仕事では、利用者から様々な人生経験や知恵を教えてもらえます。人生の先輩である利用者から話をじっくり聞くことができるのは、大変貴重な機会です。また、利用者から感謝されたり、笑顔を見せてもらったりすることで、心が温まると話す人もいます。

また、利用者だけでなく、家族や同僚、医療関係者など、様々な人とコミュニケーションを取る必要があります。これはコミュニケーションスキルや協調性、対応力など、人間関係に必要なスキルを向上させるチャンスです。自分の意見や感情を適切に伝えるスキルを磨くことで、日常生活でも役立つでしょう。

以上のように、介護の仕事には楽しいと感じられる理由が多くあります。もちろん、大変な面もありますが、それを乗り越えることで成長することもできます。そして介護の仕事は、自分を成長させるだけでなく、社会にも貢献する重要な仕事であると言えるでしょう。

職場によって異なる介護の仕事内容

介護の仕事といえば、主に介護サービスを行う利用者への身体介護(食事介助や入浴介助など)と生活援助(掃除や調理など)が思い浮かぶのではないでしょうか。他にも、リハビリやレクリエーションなどといった業務もあります。

働く職場によって仕事内容には違いがあり、例えば特別養護老人ホームや有料老人ホームのような長期居住型の施設では、身体介護が中心となるのが特徴です。リハビリを担当する理学療法士作業療法士、医療面を担当する看護師など、他業種のスタッフと連携しながら24時間体制で介護を行います。そのため、日勤だけではなく夜勤もあるところがほとんどです。

グループホーム認知症を患っている高齢者のための施設なので、身体介護の他に買い物に同行するなどの業務があります。施設の定員が18名と少人数なため、利用者1人1人に丁寧に対応でき親密な関係性を築きやすいのが特徴です。

また、デイサービスやデイケアのような日帰りで利用する施設では、身体介護だけではなく自宅から施設までの送迎やレクリエーション業務なども行うのが特徴です。夜勤がなく残業もあまいないため、プライベートの予定も立てやすいでしょう。

訪問介護事業所では、利用者の自宅へ介護士が訪問してサービスを提供します。その内容は身体介護だけではなく、日常生活に必要な範囲で買い物や掃除、洗濯などの生活援助も行います。設備の整った施設とは異なり、利用者の自宅での介護には経験や知識の他、臨機応変に動ける対応力などが求められます。このように介護の仕事といっても様々な特徴があります。これらの違いを知った上で介護の仕事を選ぶと、ミスマッチが少なくなりやりがいに繋がります。これから介護業界への就職や転職を検討している方は、「介護の仕事って本当に楽しい!長続きのコツ」も役立ちそうなので併せてチェックしてみてください。